●耐震補強にはいろいろあります。ご予算に合わせて、少しでも補強をしておくと、もしもの時に逃げる時間を与えてくれます。一気に完璧にすることがすべてではありません。できることから少しづつでもいいと私は思います。
今回は桂の方で施工させていただいた現場の写真をご参考に耐震補強壁の施工をご覧ください。
以下の写真は「壁を強くして、揺れに対して強度を持たす」のひとつの方法です。
部屋の内側で、部分的に作業ができるので、比較的費用が安く、大がかりな工事まではいかずに対応できる方法です。
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写真は、現状が、土の壁のお家です。土壁の上に化粧のベニヤが貼ってあります。
四角の壁をこの補強壁の方法で強くします。
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まずは現状の土壁を過去にリフォームして化粧ベニヤを貼ってあった部分を一部めくります。土壁が見えました。それを取ってしまします。中が土壁でない比較的最近の壁ですと、このときに断熱の綿が見えるか、何もない空洞かのどちらかです。(その方が楽ですね)
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土壁を取っちゃいました。反対側の化粧ベニヤの下地の棒と、ベニヤの裏側が見えています。
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耐震壁の下地をしっかりと入れます。見えていないですが、梁と柱 土台と柱を補強金物でしっかりと止めています。
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耐震パネルを専用ねじで、決められた間隔・位置に止めます。
白いパネルが耐震パネルです。もちろん上の部分も貼ります。
費用は1か所あたり8万円程度です(仕上げの方法で変わります)弱い壁を4か所やって32万円
4角2面ずつ計8面すると64万円が目安です。強さのバランスが大切ですので、必要数量はお家の状況で変わります。詳しくは気軽にお電話相談ください。
●この補強に使った部材は下記です。
右記のダイケンのホームページに詳しく載っています。www.daiken.jp/taishin/kabe.html