現場の流れ1<完成>弊社工事の仕方という内容を意識しながら、全面改装工事のスタートより終りまでがわかるように進めてきました宇治の現場も完成しました。2月6日着工し3月29日完成した工事をどうぞ見てください。
ピアノの塗装と同じ塗装を面材に施した、ヤマハ製対面キッチン


パイン材の床板を使って、温かく広々とした雰囲気のリビングになりました。

和室への入口はガラス製のパネルの扉で明るく、開放感があり、
そして和室にもあう非常に良い存在感があります。

2階のご夫婦の寝室は屋根の傾斜を利用して広々空間を演出しています。

将来真中で間仕切ることができるように作られた、今はひとつの子供部屋。
明るくひろびろとしています。


写真掲載はこれくらいにしちゃいますが、もちろんユニットバスや洗面トイレも広々として使いやすく、ガレージを2台入って、お庭もあって、ほんとに見違えました。他にも玄関入ったところの壁にアクセントと明かりとりのためのガラスブロックが埋め込んでありますが、これはお客様がホームセンターで買ってきてくださったものを入れました。ベランダから入ったすぐのお部屋には洗濯の取り入れ時の一時引っかけ用に室内側に星姫さんという物干しをつけています。
家具を置いてからの雰囲気は、これまたグググッーといい感じに変わっています。
完成!です。
いつもこのときになると、さみしく感じます。
毎日現場に行って工事を進めていく中で、お施主様とうちあわせをしたり、おしゃべりをしたりしながら、同じ気持ちの時間を過ごしていくので、勝手ながら、家族の一員になったような気がして、終わると離れがたいような、さみしい気持になってしまい、ちょっと「うるっ」と来ちゃいます。
それからしばらくして遊びにいきました。
良い感じのお部屋です。。。(^^)

1着工!お施主様のご好意で現場見学会を開催させていただける案件がいよいよ着工です。
2/6日より予定通り開始させていただきます。
工事の模様は順次進行状況をお知らせさせていただきます。
どんなふうになるかは、お楽しみ。。

現状の間取り図です。

現状のキッチン

現状のリビング

現状のキッチン横の和室

現状のトイレ
2解体解体中です。壊してみると当時の大工さんはじめ職人さんたちの施工がいろいろと見えてきます。
キッチン部分のタイル工事 しっかり行われていました。綺麗な団子張りでした。
木部は年代を考えると、非常に綺麗に施工されています。筋かいなどもちゃんと入っていたので、その分、ひずみも少なく 安定していたんでしょう。すごくきれいです。
解体中に骨を見て綺麗だと、いつもなんでか うれしくなります。

キッチン部

キッチン部 解体前

キッチン部 解体中

リビング部

リビング部 解体前

お風呂部 解体中

外部 解体中
3解体2解体が進みました。ほとんど中はスケルトンです。
構造材はほんとにきれいです。建物の安定度がわかりますね。

元はキッチン部 解体後

元はキッチン部 解体前

元はリビング部 解体後
大引きの材料が少しみた目が悪いので、交換します。

元はリビング部 解体前
和室の解体後 大引きの材料が少しみた目が悪いので、交換します。
外部のお庭も解体です。ガレージになります。根っこがすごいですね。
4大工工事●解体が終わったら、大工さんが入ります。
まずは構造の補強です。傷んだ柱を入れ替えたり、金物を必要か所につけて行ったり、耐震性を上げていきます。

施工中の埃が舞って写真が見ずらいですが、写真は2階の部屋と屋根の部分。既存の筋かいに金物留め。(外れにくくします)柱と梁を金物留め。(抜けにくくします。)梁と屋根を支えている束をかすがい金物留め(外れにくくします)土台と柱ももちろんすべて補強しています。

柱を入れ替え、必要な場合筋かいを入れ、土台の木も傷んだところは入れ替え、耐震補強のための金物を入れ、そして床の下地を組んでいきます。

下地を組む前の解体後

基礎屋さんの仕事。少し基礎を組む場所があり鉄筋を使うので、ユニットバスが入るところの土間も、しっかりと鉄筋を入れた土間にしています。
(※ここは通常のお風呂単体のリフォームの場合は鉄筋はいれません。入れなくても十分強度は出るので、特にいれなくてもいいところです。入れなくても心配はありません。)
5防蟻工事●床下の構造組が終わったところで、防虫工事をします。白アリに大事なところを食べられないように、しっかりと丁寧にぬってもらいました。1階部分の腰高くらいまでをすべて塗ります。


シロアリ屋さん 頑張ってくれています。
6仮設足場工事●外部の工事の用意で足場を組みます。若いパワーのある職方がガンガン組んでいきます。


大工さんをはじめ、水道屋さんや電気屋さん等基本的な工事業種のほとんどの業者は個人的な組織が多いので、信頼のおけるいつもの同じメンバーでチームを組んで工事を進めるのですが、いくつかの業種(メーカー施工部隊や仮設業者、白アリ、ソーラー施工等)はたくさん職方がいる組織で、同じと言うことにはいかない場合もあるのですが、基本的に職方を指名しますので、いつも大体同じメンバーが組んでくれます。その方が私が安心できますので・・。今回の足場施工も指名で段取りが付きました。
7 断熱●床に断熱材を入れて、床板を張ります。床下の寒い空気をシャットアウトです。

白いのが床の断熱材です。

1階すべての床下地板の下に断熱材を入れています。あったかー。

床板を張る前の下地(ネタ)
●壁にももちろん断熱材を入れます。写真に見えるのが断熱材。壁に貼っていきます。

●壁の下地を打って、断熱材を張り付けます。100mmの厚みであったかー。
他にも古新聞を細かく切ったものをぎっしり詰め込む方法等断熱にもいろいろあります。
コストと用途をかんがえて、選びましょう。


施工前


施工前

2階の天井にも断熱。
●解体後の柱や梁との構造的補強をし、下地組と進んできた室内の木工事、断熱もしっかりと入れて、最後の下地として、ベニヤ板や石膏ボードを貼ります。この上にクロスを張ることで仕上がりとなります。主としてコスト面と耐火性に優れた事を考え石膏ボードを貼りますが、壁に家具などを取り付けたりすることが多いであろう壁はベニヤを貼ります。
キッチン部はカップボードなどを取り付けるところや、洗面やトイレはタオル掛けなどいろいろ小物をつけたりしますし、階段は手すりをつけます。そういうところはあらかじめベニヤ板を張っておくとどこにでもネジが効くのでつける位置が自由になります。リビングには何を置くかが打ち合わせで大体予想で来ていると、その面にベニヤをあらかじめ貼っておけます。
全部ベニヤにすればいいじゃないかという感じがすると思うのですが、それは耐火性の面やコストの面を考えると不都合があるところで、用途によって使い分けする事がいいと思います。

ベニヤやボードがほぼ貼られた。

ベニヤやボードが貼られる前の壁
●工事開始から約1か月がたちました。
このほかに内部ではお風呂(ユニットバス)の組み立てが行われています。
8 外部 屋根補修外部では古くなっていた樋の付け替えが行われました。
また、屋根の点検をし、瓦の一部傷んだものの差し替えと、ずれ直し、そしてしめなおしをしています。

瓦の補修工事
9 設備品工事(キッチン)●室内の木工事が順調に進み、床や壁や天井ができてきたころ、キッチンの施工が始まります。
今回の素敵なキッチンは対面型のキッチンです。食器洗い乾燥機もついています。
写真は途中のものですが、U字型のシンクがすごく素敵です。
完成した姿はお楽しみ。。!

キッチン本体の箱が設置されます。

裏から見たところ

天盤を載せます。

施工中の全体像
10 内装工事(左官)内部の工事もいよいよ終盤にはいってきました。
既存の和室のぬり壁をきれいにする工事にかかります。
今回は最終の上塗りはお客様に工事をしていただきます。どうなるかなー。。お楽しみ。
その前に、下準備を行います。
全体の工事の流れは、まず、今の塗り壁の上層部をめくります。そして上塗をした時にアクが出ないように下地処理剤を塗ります。その上に化粧材を塗ります。そんな流れですが、写真で詳しく見てみましょう。
①既存の壁に上層部をめくりやすくするために糊の混ざった水を塗って湿らせます。

②ヘラで濡れた表面をかき落とします。

③左がのりを塗った後(白く見える粒はのりのかたまり)、右が表面をこすりめくった後。

④めくった後で、水を濡らしたブラシでこすって、汚れを取ります。

⑤上塗りで汚れやアクが出ないように下塗り材を塗ります。
左は下塗り材を練っているところです。

このあと1日乾くのを待って、上塗りを一度塗ります。
その後で2度目になる上塗りをして完成です。
この2度目の上塗りをお客様に施工してもらいます。連休を利用して。
初日は左官屋さんに手ほどきを受けながらやっていただきます。うまくできるかなー?
11 外部(外壁塗装)さていよいよ大詰めです。
外部では
●外壁の塗装をしています。
工事の順番は
①既存の壁を高圧で洗浄
②下塗り材を塗装
③上塗り材の1回目を塗装
④上塗り材の2回目を塗装の順に進めていきます。
塗装では下塗り材が結構後々の効果を左右します。弾性系下塗り材をしっかりと塗って、そしてさらに弾性系の上塗材を塗っていくのがいいです。
いわゆる手抜きは、高価な材料を見積もりには記載してあるが、実際は違うのを塗ってある(特に下地材)とか、最近の塗装はほとんど水生なので、水を混ぜるのですが、混ぜる比率が決まっていて、それを守らず、薄めるとか。あとは2度塗りを1度で済ますとか、そんな形で手抜きがされています。いやですね。
12 内装(クロス)●内部ではクロス工事に進んでいます。
クロスを貼るとほんと見違えるようになりますね。

●他にも内部では、建具の取り付け等も行われています。
本当に大詰めです。
14 設備品工事●クロスが貼りあがると、洗面化粧台や、便器などの器具を取り付けます。
照明器具なんかも取り付けています。
外部に設置の給湯設備、今回はオール電化住宅なのエコキュートをつけています。
15 内装(お客さん参加!)和室の壁の仕上げをお施主様ご家族で施工していただきました。
みんなで壁塗り大会!
まずは左官屋さんの手ほどきで練習です。
お父さんとお兄ちゃんが、れんしゅうです。

そして、満を持しておかあさんも、れんしゅうです。

みんなでれんしゅうです。

ん・ん・ん・・なんか、みんな傾きが同じなのはなぜ??
みんなで壁塗り本番です。
みなさん練習がお嫌いのようです。
すぐに本番にいっちゃいました。
おとうさん 本番

お兄ちゃん 本番

お母さん 本番

みんなで本番!!

みなさんがんばりました。
出来上がりは、ないしょ・・です。
16 完成!そして・・・完成!!
やったー!